世 界 平 和
青木信昭 私は、4年くらい前から庭でバラを育てています。昨年11月には、バラの名所として名高い横浜にあるイングリッシュガーデンに行き、秋バラを楽しみました。園内は狭いのですが、そこに2200種類ものバラが他の花々と一緒に咲き乱れています。園内を散策するうちに、私は1本のバラに目を奪われました。そのバラが左の写真のピースというバラです。
家に帰ってから、インターネットで、ピースについて調べてみました。ピースは、平和の意味のピースです。第二次大戦前に作られた古いバラですが、終戦後、バラ愛好家に高い評価を受け、平和を願うバラとしてピースと名付けられたとのことです。その後、世界バラ会議で、初代の殿堂入りのバラとして選ばれました。ピースは、バラの名花中の名花、バラの中のバラなのです。私も育ててみたいと思い、早速インターネットで探して苗木を注文しました。うまく育てて写真のような美しいバラが咲くかどうか楽しみです。
昨年は、ロシアのプーチン大統領がウクライナに一方的に軍事侵攻して、各地で一般市民を虐殺するなどの蛮行を重ねました。軍事的に劣勢になると、ミサイルを飛ばして発電所等のインフラ設備を破壊し一般市民を苦しめています。
日本国憲法の前文は「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」と述べています。現実離れの空想主義との批判もありますが、戦争をするのは一握りの権力者であって、そこに住む大多数の一般市民は、平和を愛しているということは信頼してよいと思います。
ウクライナにも早く平和が戻って、一般市民が普通に幸せに暮らせる国になってほしいと切に思います。
(2023年1月記)
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